ジョウトオープン使用構築&結果
目次
【結果】
36勝 9敗
勝率:80.0%
最終レート:1847
ランキング:7位
【バトルボックス〜高種族値スタン〜】
【一覧型パーティ概要】
細かい解説などは↓
【環境考察と構築までの経緯】
※この項で挙げている環境予想やランク付けなどは
あくまで独断と偏見により大雑把に作ったメモなので
ご理解いただいた上で読んでもらえるとありがたいです※
m(_ _)m
1.環境プールの予想・考察
ザックリですが大体の環境予想を立てました。
上にいるポケモンたちの対策は抜かりなくしていきたいところです。
2.構築の方針
・命中は安定させる
・パーティパワー(汎用性)を落とさないよう諸々の対策を取る
・相手の上を取れるようにする
・相手にバレないようにパターンにハメやすい構築を目指す
・(脳筋馬鹿ゲーがしたい)
大会で考察する際のおさらいみたいなものですが一応。
3.構築の草案
なんとなく思いついたものをガンガン立てていきます。
①比較的脳筋+トンボルチェンサイクルっぽい構築
@襷 @鉢巻 @眼鏡
の3体ベース
②暴れ+積みへのリカバリー構築
@鉢巻 + @ゴツメor@ジャポ
のカイリューエース
③とりあえずパワー(種族値)が高い構築
( との入れ替えも考慮)
④眼鏡サンダー軸サイクル構築
@眼鏡 @輝石 @ゴツメ
サンダーの苦手を周りで受ける
他ギミックパetc...
4.パーツの仕分け
・受けループ
・積み構築
構築単位でなくとも上記2つのようなパーツは多く見受けられるような気がします。
以上のことから、ゲームスピードは
「立ち上がりの遅いパーティが多い(かもしれない)」
と思い、瞬発力のあるパーティが強い可能性を頭の片隅に入れつつ考察していきます。
結果的にこの仕分けにそこまで意味はなかったのですが、受けループパーツの全容が見えたおかげで後の耐久メタを張る際に役立ちます。
5.個別対策の列記
ランク付け・パーツ仕分けなどやってもイマイチ何が強いのか理解できず構築もパッと良いものが浮かばなかったので、個別の対策も列記してみました。
ちょいちょい抜けている気がしますがメモなので...
上記の対応一覧の中から
さらに使用率が高くなりそうで、<抜き性能・詰ませ性能・事故要素>の高い相手を抽出して対応表を作り、構築に必要な要素(ベース)をまとめてみました。
6.構築に必要な要素・ベース
以上の対応表より
vs →
vs →
vs →
vs →
vs →
vs耐久 →
vs地面 →
→
・比較的命中が安定している
・パーティパワーが高い
・相手の上を取りやすい
・脳筋ゲーができる
・"瞬発力がある"
という感じで構築草案③に近く構築の方針もそれっぽいパーティが出来上がりました。
とはどこかに10:0のような有利が取れない代わりに、数字の暴力ができるのでほとんどの相手に対して圧力がかけられます。
も刺さり具合は微妙なのですが採用しました(ライコウの項でも触れます)。
正直などでも良かったのかもしれません。
※ちなみにもう1つのROMでは
@鉢巻+
の構築草案②+④に近い形で回しましたが
・エースが少なく先発の柔軟性に欠ける
・火力と速さ(早さ)が足りない
などなど欠陥が多く上手く回りませんでした。
【個別解説】
※配分について記載のないものは「何を何発耐えて、何を何発で倒せるのか」など把握していません。テキトーです。
ライコウ
●性格:臆病
●特性:プレッシャー
●実数値:H193ー×ーB100ーC135ーD120ーS183
●努力値:H220ーB36ーS252
●持ち物:食べ残し
●技:10万ボルト・神通力・瞑想・身代わり
H
・16n+1
S
・最速
B
・余り
ー10万ボルトー
タイプ一致の攻撃技。放電と選択肢ですが処理スピードを優先してこちら。
ー神通力ー
電気技と合わせて広範囲が見れる攻撃技。思ったより怯ませました。
ー瞑想ー
身代わりと合わせて一定の特殊ポケモンを起点にして全抜きを狙うこともできます。
2回くらい積めればokだと思います。
ー身代わりー
上に同じ。
ー食べ残しー
プレッシャー+瞑想+身代わりとのシナジーがあるので採用。
環境トップメタと言っても過言ではないポケモン。
一度形を作られると崩すのがなかなか難しく強いと思ったので採用しました。
…が、エースと呼ぶには瞬発力はなく、明確に有利な相手も存在していなかったのであまり選出しませんでしたw
強い人は対策も上手く選出しづらかったので、序盤のイージーウィン用のポケモンとして活躍してもらいました。
カイリュー
●性格:意地っ張り
●特性:マルチスケイル
●実数値:H167ーA204ーB115ー×ーD120ーS132
●努力値:H4ーA252ーS252
●持ち物:拘り鉢巻
●技:逆鱗・アイアンヘッド・神速・馬鹿力
・ASぶっぱ
ー逆鱗ー
鉢巻を持たせることで後出しから2発以上受けられるポケモンがほとんど存在しません。
竜舞読みで出て来やすいHB特化ヌオーなんかもオボン込みでも確定2発です。
ーアイアンヘッドー
対ピクシー用に入れた技。
竜舞読みで出て来やすいHB特化オボン持ちでも確定2発です。
ー神速ー
Sを上昇させてきたポケモンや身代わり持ちのライコウを上から叩ける技。
詰め筋の1つとしても優秀です。
ー馬鹿力ー
バンギラスへの打点。
ブラッキー・ラッキー・カビゴンなどの高耐久ポケモンをなるべく早く処理したかったので採用しました。
ー拘り鉢巻ー
瞬発力・瞬間火力に特化させたかったので採用。
特性:天然のポケモンもアイテムの1.5倍火力は受けきれないようです。
馬鹿野郎。
とりあえず逆鱗打ってればどうにかなります。
如何に思考停止のアホゲーをするか考えた結果、このポケモンは外せませんでした。
先発でも詰めでも活躍するので使いやすかったです。
(備考:マルチスケイルはおまけ程度に考えて扱っていきます。)
エアームド
●性格:腕白
●特性:頑丈
●実数値:H172ーA100ーB211ー×ーD90ーS91
●努力値:H252ーB252ーS4
●持ち物:ゴツゴツメット
●技:岩石封じ・毒々・挑発・羽休め
・HBぶっぱ
ー岩石封じー
耐久ポケモンによるS操作+回復技の組み合わせは強力です。
挑発も絡ませやすくなるので攻撃技はこれ以外なかったと思います。
ー毒々ー
小さくなるや耐久ポケモンへの処理ルート。
羽休めとの相性もいいです。
ー挑発ー
耐久ポケモンで癒やしの鈴や眠るなど猛毒対策を行っているポケモンへの対抗策。
通常の回復技も止められるので猛毒による処理が早くなります。
ー羽休めー
耐久ポケモンとの競り合いに勝つための回復技。
上記の技の組み合わせやゴツゴツメットとの相性もよく採用しない理由はなかったと思われます。
ーゴツゴツメットー
エアームドの定番中の定番アイテム。
カイリューのマルチスケイルが潰せるだけでなくラッキーやエアームドもコレで倒せます(後述)。
受けループ(高耐久)絶対殺すマン。
VS受けループ(ラキムドー)にのみ選出して勝率は100%でした。
毒無効。ある程度上から打てる挑発や回復技を持っていてヌオーを見れる。
→以上の条件を満たせたポケモンはルール上このポケモンしかいなかったと思います(ヌオーに目を瞑れば免疫グライガーでも似たような動きができました)。
投げラッキーやエアームドは挑発さえ入れてしまえばゴツメと羽休めだけでも勝てるので受けループ潰しには持ってこいのポケモンでした。
ゴツメや猛毒のスリップダメージを嫌って交換されるターンに岩石封じ。で大体ループに入ります。
個体数が並んでもスリップダメージのみで判定勝ちまで持っていけるポケモンだったりと、思考錯誤を重ねて実戦でも活きたポケモンだったので個人的MVPです。
(最速ラッキー抜けるくらいにはS上げた方がいいです)
バンギラス
●性格:陽気
●特性:砂起こし
●実数値:H175ーA178ーB139ー×ーD120ーS124
●努力値:A188ーB68ーS252
●持ち物:拘りスカーフ
●技:岩雪崩・噛み砕く・けたぐり・炎のパンチ
H
・16n-1
B
・意地っ張りハッサムのテクニシャン鉢巻バレットパンチ確定耐え
S
・最速
A
・余り
ー岩雪崩ー
ストーンエッジよりは当たるので採用。怯みもあるのでスカーフとの相性も良かった(?)です。
ー噛み砕くー
比較的一貫しやすい命中安定ウエポンの1つ。
ーけたぐりー
ー炎のパンチー
この枠は迷いましたが、蜻蛉ハッサムにサイクルを回されるのが面倒だったのでここでストップをかけられるように採用しました。
1発で倒せるのかは知りません。
ー拘りスカーフー
エーフィやゲンガーなどの速いポケモンから、サンダー・カイリュー・ライコウ・エンテイなどの高種族値ポケモンを上から見れるので採用しました。
砂による襷・マルスケ潰し、スカーフを持つことによって高種族値ポケモンに対して比較的有利が取れるため採用しました。
技選択は基本的に一貫しそうな技を打つだけで普通に強いです。
特に解説することがありません。
スイクン(※クラウン)
●性格:のんき
●特性:プレッシャー
●実数値:H205ーA95ーB149ーC121ーD144ーS108
●努力値:H236ーB4ーC84ーD68ーS116
●持ち物:オボンの実
●技:熱湯・冷凍ビーム・絶対零度・神速
HD
・臆病ニドキングの力づく珠ヘドロウェーブを最高乱数引かなければ2発耐え(非オボン前提)
AC
・波乗り+神速で、BD2段階下降H126-B200-D65パルシェンを倒せる
S
・準速カイリキー抜き
ー波乗りー
熱湯でなく波乗りにした理由は神速と合わせて殻破パルシェンが見れるからです。
他にも確定数動いたポケモンがいるかもしれませんが私は知りません。
ー冷凍ビームー
カイリューへの打点。
ー絶対零度ー
ノーガードカイリキー対策。
ー神速ー
波乗りとセットで対パルシェン用に入れた技。
打点はしょっぱいですがこの微妙なダメージで勝敗動いた試合が結構あったので侮れなかったと思います。
ーオボンの実ー
バトルボックスロック直前までラムを持たせていましたが、ふとオボンにしたくなったのでオボンにしました。正解でした。
別ROMでは、カイリキー絶対殺すマン(ラム持ち最速カイリキー抜き)。として入れていたのですが
・最速や襷がほぼいない
・カイリキーが少ない
・カイリキーがいても選出されないことがある
以上を考慮した上で配分やアイテムを変更して、汎用性を高めましたが特に問題はありませんでした。
パルシェンやカイリキーがいる構築には基本的に出していきました。
サンダー
●性格:控えめ
●特性:プレッシャー
●実数値:H165ー×ーB105ーC194ーD111ーS152
●努力値:C252ーD4ーS252
●持ち物:拘り眼鏡
●技:10万ボルト・エアカッター・めざめるパワー氷・ボルトチェンジ
・CSぶっぱ
ー10マンボルトー
タイプ一致の安定の攻撃技。
ーエアカッターー
この枠を熱風にするとヌオーに対する打点がなくなってしまいますが、エアカッターならHBヌオーを2発で倒せるなどのメリットがあります。
熱風だと処理の遅れるチョッキヘラクロスもコレなら見れるはずです(計算していない)。
一貫が取れていれば水→地面の交換読みで打てるのも便利です。
ーめざめるパワー氷ー
カイリューや地面への打点。
ーボルトチェンジー
処理したい相手と鉢合わせられなかったり、バンギラスなどの苦手な相手と対面した場合に打ちます。
ー拘り眼鏡ー
カイリューと同様に瞬発力が欲しかったので採用。
スイクンやチョッキマリルリなども早く処理できるのが大きいです。
なるべく相手の上を取りつつ火力を出したかったのでCSに振り切ってます。何を倒せるのかは知りません。
【全体解説】
ー選出率ー
44/45(先発13回)
43/45(先発30回)
17/45(先発 1回)
17/45(先発 0回)
8/45(先発 1回)
6/45(先発 0回)
ー選出ー
上記の選出率を見ての通り
⚫️基本選出は
or(どちらか先発)+ or
⚫️vs受けループ(など)
先発++
はほぼ序盤でしか選出してないのでパターンというパターンはありません。
基本的に火力の高いorで相手のサイクルを荒らして、相手の残ポケの一貫性を見てもう一方(or)の高火力でタテるという感じのプランニングで回していました。
・のドラゴン技が通らないはで処理できて
・の電気技が通らない地面や蓄電はで処理できる
ので、ボルトチェンジや3体目のポケモンを使いながら回していれば大体上手く回っていたと思います。
ー苦手なポケモンー
単純に打点が乏しいです。
カイリューと鉢合わせさせたくてもボルトチェンジで対面させられなかったりと厄介なポケモンでした。
・イノムー@輝石
交換出しで出てくるならカイリューでゴリ押せることもありましたが、スイクンを連れて行ってもキツい時はキツいので怪しかったと思います。
・スイクン <熱湯・毒々・身代わり・守る>@食べ残し
サンダーに毒が入ったり物理が焼けると詰みます。
零度スイクンばかり意識していたせいでこの型を失念していました。
・ライコウ <10万ボルト・毒々・身代わり・守る>@食べ残し
基本的には大丈夫なのですが、取り巻き含めてパターンに入るとやはり詰みます。
・ドーブル+エーフィ
ドーブルがキングシールドを持っていると上から一撃で叩けずにパターンに入ります。
【感想など】
・エンテイの聖なる炎
・ドーブルのムラっ気
恐らくそこまで運要素に掻き乱されませんでしたが、やけどが重かったです。
それでもある程度運がないと上に行くのは難しい大会だと感じました。
活躍できる可能性のあるポケモンが多く、非常に考察しがいのある楽しいルールだっと思います。
(その分対策など絞りづらく構築考えるのも大変でしたがw)
【被りポイント】
※計算ミスで2体多くなりましたが大体の分布ということでおまけ程度に載せておきます。
75戦分KP
30
27
25
23
20
19
16
15
13
12
11
10
9
8
7
5
4
3
2
1